山原猪豚

山原猪豚の概要と歴史、生産者情報をご紹介します。

山原猪豚

山原猪豚とは

山原猪豚は、国頭村内で出産、飼育されたものに限られ、その名前のとおり、猪と豚を交配させた種です。
父親がイノシシで母親が豚、特に、母豚には肉質の良いデュロック種またはバークシャー種(黒豚)を使用し、 誕生した雌猪豚と雄猪を交配させています。

山原猪豚の飼育は、通常の豚と異なり適度な運動が必要なため、広い原野での放牧飼育が求められ、ストレスの少ない飼育条件下で、天塩にかけて育てられています。出荷するまでの期間も長く、一般の豚が200日程に対して、 猪豚は300日程かかるので、大量生産ができません。

山原猪豚の肉の特徴は、あっさりしていて臭みがなく、クセがない中にも風味があります。肉の色は、赤みが濃く、どちらかと言えば牛肉に似ています。指先の体温で溶けてしまいそうな上質なあぶら、それでいて、あっさりとした肉質は、女性に人気があります。

また、栄養価も非常に高く、豚肉と比べて(精肉100g当たり)、たんぱく質で約1.2倍、灰分、鉄分、リン、ナトリウムでは1.2~1.5倍多く含まれ、脂質については約半分程度ということがわかりました。

(注) 猪豚肉の分析:社団法人高知県食品衛生協会(平成9年4月7日)
     高食検第8-261号試験成績書分析値より。

山原猪豚ブランドロゴマーク

山原猪豚ブランドロゴマーク

山原猪豚の交配条件

山原猪豚の交配系統図

山原猪豚の歴史

国頭村の猪豚の生産は昭和56年、国頭村で民宿業を営む宮里栄さんが、山中で捕まえた猪を自身の豚舎で飼育し、猪とクセの少ない豚を掛け合わせることによって、旨みが高く、食べやすい肉になるのではないかと考えたのが始まりです。

スタート当初、2~3頭から始めた猪豚の飼育は手探り状態で、肝心の肉質は、なかなか安定せず、販路についても全くなかったのが現状だったそうです。
そのため、一度は、その生産を断念しましたが、平成12年、猪豚肉への夢を諦めきれなかった宮里さんは、猪豚飼育を再開させました。それから10年が経ち、宮里さんの取り組みに賛同する生産仲間も徐々に増え始めています。今後、国頭村の新しいブランドとして、地域の活性化を推進し、観光だけでなく地場産業としての発展に期待が高まります。

山原猪豚の生産(者)情報

一から始まった猪豚の生産も、様々な逆境を乗り越え、現在まで続けることができました。
平成21年度には、猪豚を本格的に国頭村の特産品として供給するため、3農家が中心となって「国頭村猪豚生産組合」が設立されました。肥育頭数は、3農家合計で約200頭と、まだまだ絶対数が少ないですが、畜産農家の理念と持続可能な安定経営を両立させるという理念の下、各々が生産に全力を注いでいます。

猪豚は、その独自の肥育方法と出荷までの期間が長いため、大量生産ができません。そのため、生産量も少なく、希少価値の高い「幻の豚」と言われています。手間ひまを惜しまず、愛情をこめてつくる商品が、一人でも多くの人に味わって頂けるように精進してまいります。

国頭村猪豚生産組合図

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